
ースタッフ日記ー
Season3
-Archive-
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.6』2021.12.
プレイリストで、自分だけのビートルズベストを作って喜んでおります、
Nセンスです。
名曲ばかりで悩ましいのですが、
昔から自分は「イエローサブマリン」が好きで外せないんですよね。
浮いているので、どの曲の間に挟むべきか迷います。
リンゴ・スターの、とぼけた感じの歌い出しがたまらないですね。
子ども向けにしては、完成度の高さに唸ります。
一日の新規感染者数が漸く一桁になってきたところで、
やはり出てきました変異株。
今度は「オミクロン株」だそうです。
解ってはいるつもりでも、
元の生活習慣には戻れないのだなと思うと、哀しいですね。
小さいお子さんからご高齢の皆さんまで、
一様にきちんとマスクをつけて、日本人は偉いなあと思いつつ、
年明けからは、水際対策を越えてくるであろう変異株に備える日々が、
また続くことになりますな。
元に戻れないならば、哀しんでいても仕方がない。
次のステージに進まなければなりません。
気がつくと「イエローサブマリン」など聞きながら、
東京駅の人混みのなかを、年甲斐もなく腕を振って歩く自分がいます。
皆さんにとって、来年が良い年でありますように。
今年も一年、ありがとうございました!
(Nセンス)
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.5』2021.11.
遅くなった日の帰り。
バスも終って、タクシーも人が並んでいるため、
久しぶりに歩く静かな夜道。
「里の秋」や「竹田の子守唄」など聞きながら歩いておりますと、
この世は案外幸せだなぁと感慨に浸りました。
皆さんいかがお過ごしですか、Nセンスです。
昨年からの自粛生活が祟り、
身内がうつで精神科に入院しまして、
実に慌ただしい夏の終りでしたが、
なぜか知り得ている心象風景で、
周囲に迷惑をかけながらも、
自分自身は大きな負担を覚えることなく過ごすことができました。
若い頃に読んだ、安岡章太郎の「海辺の光景」や、
宮本輝の掌編「小旗」などを思い浮かべましたが、
ともに自分の好きな小説で、
どちらも精神病院にいる家族に会いに行く話だったことを思い返しました。
小説など何の役に立つのかと、
理系の人には思われるかも知れませんが、
こうして実際に経験してみると、
既視感というか人生観というか、
経験値にはなっているのかも知れないと感じました。
コロナ禍で家庭環境も変化し、子どもの自殺が増えたと言われています。
子ども食堂ではないけれど、
アンパンマン的に空腹の子どもに何か食べものと、
ひとつの憩いの場所くらい提供できないかなぁ、
などと考えるこの頃です。
(Nセンス)
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.4』2021.10.
9月に入った途端、雨と残暑の乱れ打ち。
コロナ陽性者は急速に減り始め、何だかおかしな秋の訪れですね。
いかがお過ごしですか、Nセンスです。
毎朝6:30のバスで一緒になる、小学1〜2年生と思われる男の子が、
大きな鞄を背負って、大人たちの合間を駆け抜け、
むさくるしい電車に乗り込む後ろ姿。
遠くの学校に通うということは、余程優秀なんでしょうが、
鬼ばかりの世間に、送り出す親御さんも凄いなあと感心。
思わず何か声をかけたくなるのですが、
変人と思われないよう、声掛けは我慢。
無事に学校へ通えるよう、見守る無名の一員でいようと思います。
自分も、そういった見知らぬ人々に見守られて来たのだろうと、
今更ながら鬼ばかりの世間に感謝。
(Nセンス)
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.3』2021.9.
いろんな店の麻婆豆腐を食べたものの、
やっぱり家で作る「丸美屋の素」を使った麻婆豆腐が一番うまい、
母の初めての麻婆の味であり、
もはや実際に美味しいかどうかは関係ない!
などと感じる今日この頃。
皆さんはどこの麻婆がお好きですか、Nセンスです。
6月頃に見えた光は幻だったのか、とさえ感じるデルタ株の横行。
最後のひと踏ん張りとどこかで思っていましたが、
完全に見立てが甘かったようです。
マスク生活はまだまだ続くとは思っていましたが、
今まさに医療崩壊の真っ只中とは…。
となると、さらに変異したウィルスが現れ、
また次の波が来るということですね。
やはり予告した上で、
全国一斉に2週間だけ交通機関を止めるしかないんじゃないですかね。
何もしなければ、出口は見えてきません。
つい、評論家にもなります。
この夏も、日本の光景とは思えないほどの豪雨と土砂災害がありました。
高校野球をドームで、の議論ではないけれど、
地球上の人類は皆、ドームの中に街をつくって、
そこで暮らすようになると想像しているのですが。
まるでSF小説ですな。
とにかく、皆さんの健康を祈願するのみです。
(Nセンス)
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.2』2021.7.
モーツァルトのト短調を聴きながらの家路。
壮絶なる哀しみをメロディーに込めるなんて、凄いですね。
ああ、これを聴くだけでも生まれてきた甲斐があったなぁ、
としみじみ感じ入る今日この頃。
皆さんいかがお過ごしですか、Nセンスです。
しかしコロナ感染、減りませんね。
自分もおかげさまで2回のワクチン接種を終え、
2日連続で39度の熱が出てサンキューといったところでしたが、
これは何か別の対策をしないと減りませんね。
電車とバスを止めるくらいしないと。
やっと光が見えてきたと思っていたのですが、
デルタ株というやつは、余程対策していても広がるようです。
そんな中、オリンピック開催当日もなお、
中止を呼び掛けるために密になって叫ぶ方たちもいれば、
昨日まで開催に批判的だった報道の方たちが
金メダルに熱狂という状況。
これが流行の「多様性」というものなのでしょうかね。
参りました。
駅の階段で、思わずカナブンの死骸を踏みそうになり、
真夏の訪れを感じた次第。
雑多な日々の感情も、
モーツァルトの調べで集約されることを願いつつ。
(Nセンス)
『忸怩たる思い ーjikujitaru omoiー vol.1』2021.6.
「妻には涙を 見せないで
子供に愚痴を きかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に 置いて行く」
(「時代おくれ」歌:河島英五)
久しく居酒屋にも行けておらず、
ハケ口のないこの頃、
皆さんいかがお過ごしですか、
Nセンスです。
自分が少年野球をやっていた頃は、
眩暈のするような暑さの中でも、
水一滴さえ口にしてはいけないと言われ、
ボールを拾いに行くふりをして、
我慢できずに隠れて水を飲んだら、
鬼コーチに意識が飛ぶほど殴られた時代でした。
今、そんな感覚で子どもに接したら、
間違いなく問題になりますが、
時代が変わったのだとどれだけ自覚できているか、
甚だ疑問です。
お笑い第7世代と言われる方々は、
パンチは足りない感じもしますが、
震災後やコロナ禍の空気をよく掴んでいて、
トゲのない笑いを提供してくれます。
自分と同世代の人間は、
少し考えを変えないと、
上手くはまりません。
高級車にもワンレンボディコンにも、
興味はありませんでしたが、
「ハシゴ外され世代」と「デジタル世代」の狭間の、
「混在世代」と言えるかも知れません。
時代についていけないなあと嘆きながら、
それでも時代の波に流されていく、
新章の始まりです。
(Nセンス)