
ースタッフ日記ー
Season3
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『忸怩たる思い−jikujitaru omoi− vol.56』2026.2.
お寒うございます。
子どもの食べている青りんご風味のゼリーの匂いから、
自分が小学生の時、
青りんごの飴が好きだったことをふと思い出しましたNセンスです。
指にはめる、リングキャンディみたいなやつ、
ありましたよね。今もあるのかな?
昨年暮れに、元伊藤忠商事の会長、丹羽宇一郎さんが旅立たれました。
丹羽さんの書いたものはとても分かりやすく、
自分は二十代から三十代にかけて、
図書館から借りたりして何冊か読みました。
虫の眼になって深く知ること、
鳥の眼になって俯瞰すること、
魚の眼になって時流を読むこと。
また、頭の良い人というのは大勢いるが、
反対派も含め、多くの人をまとめていくには、
相手の立場に立って考え、分かりやすく伝えられること。
そんなことが書かれていたと記憶します。
しかし相手の立場に立って考えるなど、
ネット上の批判などを見ていれば、いかに難しいがが分かります。
丹羽さんについても、
中国大使をしていた当時の発言などで随分と批判がありましたが、
その真意は自分には分かりません。
ただ、危機意識は高く持ちながら、
あれだけ前向きに、事態を肯定的に受け入れる姿勢というのは、
読書量が多い云々より、氏の素質ではないかと思っていました。
今になって振り返りますと、
事実やデータを並べ、悲観したところで良い方向に向く筈もないため、
後人に語る上ではポジティブだった、そんな気もします。
先人の存在とは、本当にありがたいものです。
ご冥福をお祈りします。
(Nセンス)
『忸怩たる思い−jikujitaru omoi− vol.55』2026.1.
新年明けましておめでとうございます。
先日、ブラームスのハンガリー舞曲第5番を聴いておりましたら、
不意にチャップリン「独裁者」のひげ剃りシーンを
思い出しましたNセンスです。
さて、近年は季節が夏季と冬季に二分されつつあるように、
あらゆることの「二極化」が顕著になっています。
昨年からクマ被害の報道が続きましたが、秋田県に寄せられる意見の半数は、
県外からの、クマの駆除に反対する意見だと言います。
実際に被害を受けている地元のことを想うと、
この状況下で駆除に反対するなど考え難いことですが、
そういう人も一定数いるという現実があります。
ワクチンか反ワクチンか、原発廃止か継続か。
SNSで多くの人が意見できるようになり、
あらゆることが二極化され、分断されていきます。
自分は学生の頃から「中庸の徳」という考えが好きで、
どちらかに傾き過ぎることなく、
いつも中立的な立場で和を保ちたいと思っていましたが、
ある時、それは「八方美人だ」と指摘されたことがありました。
どちらの意見ももっともだとすれば、「ダブルスタンダードだ」と非難される。
反対の意見に耳を傾けることは大事なことですが、
和を保つために、どう自分の意見を切り出すか。
難しい世の中になりました。
チャップリンの「独裁者」で、主人公の床屋は最後に兵士へ訴えます。
それが、スマホ時代の我々に呼びかけているようにも聞こえます。
「獣たちに身を託してはいけない。君たちを見下し、奴隷にし、
人生を操る者たちは、君たちが何をし、考え、感じるかを指図する。
…君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。
心に人類愛を持った人間だ。」
(「独裁者」より抜粋)
情報過多時代、大事なことは、自分の意見を持ちながらも、
絶えず疑いを持つということでしょうか。
(Nセンス)
